向島T邸

江戸の香りが色濃く残る向島で、長屋の一部を解体しての建て替えです。
「敷地10坪+高齢者のお住まい」、「軟弱な地盤+重たい鉄筋コンクリート造」といった、通常では相性の悪い条件はとても面白く、やりがいを感じます。
鉄筋コンクリートと鉄骨造の混構造にしてすこしでも建物を軽くしたり、障子やフスマで部屋を間仕切ってできるだけ空間を兼用したり、隅田川の花火大会が見られるような庭を屋上に作ったりいろいろな工夫で条件をクリアしました。
また、南側にはすぐ隣の家があって日当たりが望めません。といっても敷地の中に庭を作るゆとりもないため、大きなトップライトをもつ階段室を南側に配置し て家の中に光を取り入れるアイデアで解決をし、10坪というとてもコンパクトな敷地の中でエレベーターもついた住宅ができました。